寒冷地に適したガスシステム機器の技術開発

寒冷地に適したガスシステム機器の技術開発

高耐久・省エネルギー型ガスシステム機器の開発

北海道では、暖房システムの運転時間が本州に比べ3倍以上長く、機器に要求される耐久性能や省エネルギー性能の目標水準ははるかに厳しくなります。

このため北ガスでは、発売前に耐久試験を実施して、寒冷地での耐久性を確認しています。また、既存機器の修理データの分析を行い、さらに高耐久な機器の開発に役立てています。

また、独自の燃焼制御と暖房温水温度自動制御の開発により、寒冷地における暖房システムの省エネルギー性能と快適性を大きく向上させると共に、通常の給湯器に比べて長さに制限のあるエコジョーズ給湯器の排気管の長延長化にも取り組むなど、エコジョーズの普及拡大にも貢献しています。

ガスFFふく射暖房機の開発

これまでのガスFF暖房機の主流であった温風による強制対流方式の暖房は、室温上昇が速いという特徴がありますが、温風が直接身体に当たるなど、快適性が損なわれるという声も聞かれます。北ガスでは、このようなお客様からのご要望にお答えするため、ガスFFふく射暖房機を開発しました。

ガスFFふく射暖房機は、ふく射と温風による強制対流の両方による暖房方式を採用しており、機器正面のガラス面には燃焼室内で加熱された赤熱体が映し出され、炎の暖かさと柔らかな温風を体感できる構造となっています。

お買い上げいただいたお客さまの評価は高い一方、更に能力・大きさ・機能等のバリエーション追加のご要望が高かったことから、その第1弾として、燃焼ガスの排熱を利用した「床暖房付ガスFFふく射暖房機」を開発し、2010年9月に商品化しました。