北海道苫小牧市での木質バイオマス発電事業会社への出資参画について2014/10/24

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北海道苫小牧市での木質バイオマス発電事業会社への出資参画について

ニュースリリース

2014年10月24日

 北海道ガス株式会社(本社:北海道札幌市、社長:大槻博、以下「北海道ガス」)は、三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:飯島彰己)、株式会社イワクラ(本社:北海道苫小牧市、社長:後藤英夫)、住友林業株式会社(本社:東京都千代田区、社長:市川晃)との共同出資により、北海道苫小牧市に苫小牧バイオマス発電株式会社(以下「新会社」)を設立し、木質バイオマス発電事業(以下「本事業」)を行うことについて本日、株主間協定書を締結しました。

 
本事業は、新会社が苫小牧市晴海町に発電規模約5.8MWの発電設備を建設し、再生可能エネルギー固定価格買取制度(※1)を利用し発電事業を行うもので、2015年5月に着工、2016年12月の稼働を予定しています。
 
燃料となる木質チップには、北海道における林地の未利用木材(※2)を100%利用する計画であり、本事業の開始に伴い、新たに年間約6万トンの木材需要が発生する見込みです。これにより森林環境の整備が促進され、北海道における林業振興にも大きく貢献するほか、雇用の創出により地域の活性化にも寄与するなど、社会的な意義を幅広く有する事業となります。
 
北海道ガスでは、本事業で発電した電力の全量を買い取ることを予定しており、再生可能エネルギーの活用を通じた地産地消のエネルギーモデルを確立し、低炭素社会の早期実現に貢献していくとともに、これからも、地域に根差すエネルギー事業者として、北海道におけるエネルギーの安定供給と環境負荷軽減に努めながら、地域社会とともに発展する企業を目指していきます。
 
※1 再生可能エネルギー固定買取制度:再生可能エネルギー(太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス)を用いて発電された
電気を、一定価格で電気事業者が買い取ることを義務付けた制度
※2 間伐材や林地残材等の未利用資源(未利用の木材)

以上

 

 

苫小牧バイオマス発電株式会社 概要

所在地 北海道苫小牧市晴海40番4
資本金 499百万円
出資比率

三井物産株式会社 40%

株式会社イワクラ 20%

住友林業株式会社 20%

北海道ガス株式会社 20%

事業内容 木質バイオマス発電
使用燃料 未利用間伐材  年間約6万トン
主要設備 流動層ボイラー、蒸気タービン発電機
発電規模 発電端出力:約5.8MW(送電端出力:5MW)
年間発電量 約40百万kWh(一般家庭約10,000世帯分の年間使用電力量に相当)
設備稼働予定 2016年12月

 

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