ニュースリリース

2006年2月10日
北海道ガス株式会社

函館地区 天然ガス転換作業の開始について

北海道ガス株式会社(社長:前泉洋三)では、函館地区(函館市・北斗市)における「天然ガス転換作業」を2月11日より開始いたします。

函館地区における「天然ガス転換作業」は、お客さまにお届けする都市ガスを、現在のLPG(液化石油ガス)を原料とした製造ガス(6C)から、天然ガス(13A)に切り換える作業です。

当社では、1996(平成8)年5月から札幌地区の天然ガス転換作業に着手し、昨年の12月までに千歳地区、小樽地区を含め、約49万件のお客さまの天然ガス転換を完了いたしました。函館地区については、供給区域を94の地区ブロック(セクター)に分割し、約6万9千件のお客さまを対象に、2月11日から12月27日までの間、約10ヶ月をかけて順次作業を進めていく計画です。

■函館地区 天然ガス転換計画の概要

供給ガスの種類

従来の6Cガス(20.93025MJ/m3)から
13Aガス(天然ガス・46.04655MJ/m3)へ転換

天然ガス転換対象件数

約69,000件のお客さま(函館市・北斗市)

調整を行うガス機器の台数

約119,000台

天然ガス転換作業期間

2006(平成18)年2月11日~同年12月27日

作業にあたる要員数

調整員約100名を含む、総勢約200名


≪参考≫当社天然ガス転換作業の実績

転換件数

作業期間

札幌地区(実績)

442,288件

1996年 5月~2004年 6月

千歳地区(実績)

16,781件

2002年 3月~2002年 5月

小樽地区(実績)

36,427件

2005年 6月~2005年12月

合計

495,496件

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■天然ガスの調達方法

函館地区に供給する天然ガスは、新たに建設した当社の函館みなと工場(函館市港町3丁目)から送られます。原料となるLNG(液化天然ガス)については、購入先である東京ガス(株)の袖ヶ浦工場(千葉県)から専用の内航LNG船(船名:NORTH PIONEER(ノースパイオニア))で輸送。これを函館みなと工場で受け入れ、気化・付臭した上で、お客さま宅へ都市ガスとしてお届けします。

なお、すでに天然ガス転換が完了している当社の札幌・千歳・小樽地区については、苫小牧市勇払で産出する国産天然ガスを気体のままパイプラインで輸送し、都市ガスとして供給しています。

≪参考≫LNG(液化天然ガス)について
天然ガスをマイナス162度まで冷やすと、液体のLNGとなり、体積が気体のときの600分の1になります。このため、タンカーなどで効率良く大量に輸送することが可能になります。

以上