2006年12月27日 |
札幌地区でのスタートから約11年をかけ、56万件を転換
本日、函館地区の天然ガス転換作業が完了しました |
当社では、札幌市厚別区を皮切りに、1996年5月から、都市ガス原料を石油系の原料から天然ガスに切り換える「天然ガス転換作業」を進めてまいりました。2002年5月には千歳地区、2005年6月10日には札幌地区、同年12月7日には小樽地区の天然ガス転換を完了し、本年2月から函館地区における作業に取り組んでまいりましたが、本日12月27日をもって完了いたしました。これもひとえに、市民の皆さまならびに関係各位のご理解とご協力によるものと、心より御礼申し上げます。 このたびの函館地区天然ガス転換の完了により、これまでの延べ転換件数は約56万件となり、当初計画分の作業が全て完了したこととなります。なお、本年4月から新たに当社の供給区域に加わった北見地区の天然ガス転換は、2009年に実施する計画です。 今後は、これまで約11年という長い年月をかけて築き上げた天然ガス供給の基盤を最大限に活用し、クリーンエネルギー・天然ガスおよびコージェネレーションシステムをはじめとする天然ガス有効利用システムの一層の普及に力を注いでまいります。 また、2007年4月から、北海道内の都市ガス事業者が天然ガス転換を共同で進める「北海道ブロック熱量変更共同化事業」が始まりますが、当社もこれに参画し、転換準備作業指導および作業員の派遣等を通じて北海道各都市における天然ガス普及を支援してまいります。 環境性と供給安定性に優れた天然ガス普及の取り組みに対し、引き続き皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます。 |
■当社天然ガス転換の実績 |
転換対象地区 |
転換件数 |
器具調整台数 |
転換時期 |
原料調達 |
札幌地区 |
442,288件 |
806,647台 |
1996年5月9日 |
石油資源開発(株)より苫小牧市勇払産の国産天然ガスを購入し、パイプラインで受け入れ |
千歳地区 |
16,781件 |
29,440台 |
2002年3月5日 |
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小樽地区 |
36,249件 |
69,846台 |
2005年6月20日 |
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函館地区 |
67,700件 |
127,422台 |
2006年2月11日 |
東京ガス(株)よりLNG(液化天然ガス)を購入。専用タンカーで輸送し、「函館みなと工場」にて受け入れ |
全地区計 |
563,018件 |
1,033,355台 |
― |
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※函館地区および全地区計の数値は12月27日時点の速報値 |
≪参考≫ |
◆北見地区天然ガス転換作業計画の概要 |
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対象お客さま件数 | : | 約2万件(北見市) |
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転換作業時期 | : | 2009年9月から同年12月(予定) |
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ガスの種類 | : | 現在の石油系原料を改質した製造ガス(4Bガス・15.06978MJ/m3)から、天然ガス(13Aガス・46.04655MJ/m3)に転換 |
◆「北海道ブロック熱量変更共同化事業」とは? |
北海道内の都市ガス事業者のうち、天然ガス転換を計画している7事業者が、ガス機器調整作業員等を相互に派遣し、天然ガス転換作業(都市ガスの熱量変更作業)を共同で行う事業。 |
<熱量変更共同化参加事業者> |
事業者名 |
転換作業期間(予定) |
---|---|
帯広ガス |
2007年4月~12月 |
苫小牧ガス |
2007年4月~12月 |
岩見沢ガス |
2007年8月~ 9月 |
釧路ガス |
2008年3月~2009年8月 |
北海道ガス(北見地区) |
2009年9月~12月 |
室蘭ガス |
2010年3月~12月 |
長万部町 |
2010年12月 |
※その他の道内事業者については、旭川ガスが単独で天然ガス転換を実施中。また、美唄ガス、滝川ガスはLPGストレート供給のため、天然ガスへの転換は実施しない。 |
以上 |