【主な内容】
●料金メニュー新設の趣旨
11月19日に施行された改正事業法における料金分野の規制緩和よって、「選択約款」(選択メニュー)が導入され、多様な料金メニューを届出制で実施できるようになった。これを受けて、ガスセントラル給湯暖房システム(TES)の一層の普及拡大をはかるためにこのたび新しい選択料金メニューを新設した。
●新しい選択料金メニューの概要
*名称 |
「家庭用温水式暖房・給湯契約料金」
(愛称)“ ゆ~ぬっく24 ” |
*適用条件 |
- 札幌・小樽・函館地区で都市ガスをお使いいただいていること
- 家庭用用途で温水式のガスセントラル給湯暖房システム(例:TES)をご利用いただいているお客さまが対象
- 1件のお住まい(1需要場所)のガス使用量を1個のガスメーターで計量できること
注:一般料金と暖房料金をご契約いただいているお客様は、2個のメーターを1個にする工事が必要となります(有償)
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*実施時期 |
平成12年4月より申し込み受け付け開始 |
*料金内容 |
ガス種 |
月使用量 |
基本料金 |
基準単位料金 |
15.06978MJ
(3600Kcal)地区 |
0m3~111 m3まで |
2,400円/月 |
38.00円/m3 |
111 m3超える場合 |
4,143円/月 |
22.31円/m3 |
20.93025MJ
(5000Kcal)地区 |
0m3~80 m3まで |
2,400円/月 |
52.79円/m3 |
80 m3超える場合 |
4,143円/月 |
31.00円/m3 |
46.04655MJ
(11000Kcal)地区 |
0m3~36 m3まで |
2,400円/月 |
116.13円/m3 |
36m3超える場合 |
4,143円/月 |
68.19円/m3 |
* 札幌・小樽・函館の都市ガス地区を対象
* 「原料費調整制度」の適用により単位料金は半年ごとに見直し |
*新料金メニューの特長
- 1年を通じて厨房用も給湯暖房用も同じ料金を適用するシンプルな料金体系
- 冬場の給湯暖房用のガス料金負担を軽減する料金体系
●標準モデルによるガス料金の新旧比較
◇標準モデル試算:年間ガス使用量2,160m3(厨房用 180m3、給湯・暖房1,980m3)
*注:使用量は20.93025MJ(5000kcal)での使用量
現行料金
(一般料金+暖房季節料金) |
→ |
新料金(ゆ~ぬっく24) |
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差額 |
140,877円 |
116,126円 |
▲24,751円
(▲約18%) |
- 【試算条件】
- ・TESによる給湯・暖房および厨房用途でお使いのお客様の平均的なガス使用量
- ・ 現行料金
- 厨房用:一般契約料金
- 給湯暖房用(TES):夏期(一般契約料金)、冬期(暖房季節料金)
- ・新料金
- 厨房用+給湯暖房用(TES):ゆ~ぬっく24(オールシーズン)
- ◇同上のケースで冬場もっともご使用になられる月で最大約25%安くなる。
- ◇ご使用量によっては供給約款料金(一般契約料金)の方が有利になるケースもある。
- ◇ 対象となるTESの戸数等について
- TESの稼動件数は約32,000台だが、その内この料金メニューのメリットが活かされるお客さまは約28,000件(世帯)で、値下げ幅は使用量によって異なる。
以上
【参考】
○TES:ガスセントラル給湯暖房システム(Thin&Economical Systemの略)で暖房から給湯,お風呂の自動お湯はり、追いだき、保温、衣類乾燥などを1台の熱源機でまかなう快適で便利な省エネルギーシステム
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