北見工業大学との水素製造方法に関する共同研究について2009/10/01

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北見工業大学との水素製造方法に関する共同研究について

ニュースリリース

2009年10月1日

 

北海道ガス株式会社(本社:札幌市、社長:大槻 博)は、国立大学法人北見工業大学(北見市、学長:鮎田 耕一)と「メタン直接改質による水素製造」をテーマとした共同研究契約を本日締結いたしましたのでお知らせいたします。
 
将来的な水素エネルギー社会の実現に向けて、現在、様々な水素製造方法が検討されています。その中で、「メタン直接改質による水素製造」はメタンガス(天然ガス)から直接水素を取り出すことにより、水素製造過程でCOが発生しない方法として期待されており、北見工業大学が10年以上前から取り組んでいる触媒技術を応用した研究テーマです。基礎的な研究は、ほぼ目処がつきつつあり、現在は実用化に向けての実証研究の段階を迎えています。
 
当社では、地域における産学連携事業として本テーマの実用化に向けた実証研究に共同で取り組むことで、低炭素社会の実現に向け寄与してまいる所存です。今後とも、北海道内におけるクリーンエネルギー天然ガスの普及に努めるとともに、天然ガスの有効利用技術の研究・開発に取り組んでまいりますので、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
 
 
【共同研究計画の概要】
1.共同研究のテーマ  
メタン直接改質による水素製造
 
2.共同研究の内容
水素製造過程でCOを発生しない天然ガスからの水素製造方法である「メタン直接改質による水素製造」の実用化に向けて、以下の実証実験を行い、低炭素社会の実現に向けた天然ガスのより一層の用途拡大を図ります。
 
(1)都市ガス(天然ガス)からの水素製造方法としての実証実験
(2)バイオガスからの水素製造方法としての実証実験
(3)LNGタンクボイルオフガスからの水素製造方法としての実証実験
 
3.共同研究契約締結日と期間
 契約締結日:平成21年10月1日
 研究期間 :平成21年10月1日~平成23年3月31日
 
4.共同研究の体制
 北海道ガス㈱:技術開発研究所
 北見工業大学:地域連携推進室
以上

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