一般ガス供給約款変更の認可申請について2009/12/08
一般ガス供給約款変更の認可申請について
2009年12月8日
当社は、本日、北海道経済産業局長に対し、2010年4月1日を実施日とする一般ガス供給約款の変更についての認可申請を行いましたのでお知らせいたします。
今回の申請では、本年8月の北見地区をもって当社の都市ガス供給地区における熱量変更事業が全て終了したことに伴い、料金原価を見直した結果、ガス料金は現行水準を維持しつつ、「原料費調整制度の導入」および「早収料金適用期間の延長」等の供給約款の変更を行うこととしております。
「原料費調整制度」につきましては、このたびのガス事業制度の見直し等を受けて、導入させていただくものです。当社では、お客さまへお届けしているガスの原料として、北海道産の天然ガス、輸入LNG(液化天然ガス)およびプロパンを使用していますが、当社の使用する輸入原料価格の変動に応じて、毎月のガス料金を調整させていただきます。
また、ガス料金の「早収料金適用期間」につきましては、現在、支払い義務発生日の翌日から起算して20日以内としておりますものを、30日以内へと延長いたします。
なお、これらの変更について、一般ガス選択約款につきましても同様の対応をさせていただく予定です。
当社では、今後も天然ガスの安定供給に努めるとともに、お客さまの安全・安心の確保と地域に密着したサービスの提供に、全社をあげて取り組んでまいりますので、皆さまのご理解をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
<申請の内容>
1.供給約款料金表
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使用量区画
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基本料金
(税込)
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基準単位料金
(税込)
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A
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0m3から18m3まで
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903.00円/月
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195.88円/m3
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B
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18m3を超え136m3まで
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1,279.95円/月
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174.95円/m3
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C
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136m3を超える場合
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2,612.40円/月
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165.15円/m3
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(注)各月のご使用量に応じて、A~Cの各料金が適用されます。
○使用量区画・基本料金に変更はありません
○現行の単位料金をそのまま基準単位料金とする予定です
2.原料費調整制度の導入について
原料費調整制度の概要
為替レートや原油価格など外的な要因による輸入原料価格の変動を、毎月のガス料金に反映させる制度で、当社では2010年4月1日から実施する予定です。
「基準平均原料価格」をベースとして、3ヶ月分の平均原料価格(財務省発表の貿易統計値)がこれを下回った場合は単位料金を引き下げ、上回った場合は単位料金を引き上げます。ただし、原料価格の大幅な上昇によるお客さまへの影響を避けるため、平均原料価格が上限値(基準平均原料価格の1.6倍)を超えた場合は、それ以上の単位料金の引き上げは行いません。
<原料価格がガス料金へ反映されるタイミング>
※2009年8~10月の原料価格に基づき基準平均原料価格を算定。2010年4月の料金は、今後発表される2009年11月~2010年1月の平均原料価格で単位料金を調整。
基準平均原料価格 : 41,650円/トン
平均原料価格の上限 : 66,640円/トン
換算係数※ : 0.010
※平均原料価格が100円/トン変動した際の、単位料金の価格変動額(円/m3)
3.ガス料金の早収料金適用期間の延長について
当社では現在、支払義務発生日の翌日(検針日の翌日等)から20日以内にお支払いいただく場合には早収料金、それ以降にお支払いの場合には遅収料金を申し受けております。この早収料金の適用期間を2010年5月検針分より、20日以内から30日以内へ延長します。
以上
参考資料
今後の経営効率化の取り組み
当社は本日、2010年4月1日を実施日とする一般ガス供給約款の変更認可申請を北海道経済産業局に提出いたしました。これにあわせて、2010年度から2012年度を対象とした新たな経営効率化目標を策定いたしましたので、ご報告申し上げます。
1.天然ガスの普及拡大
天然ガスの普及拡大に努め、経営資源の効率的な活用を図ります。
家庭用分野では、エコウィル・エコジョーズ等の高効率機器の普及拡大等、業務用・産業用分野では他エネルギーからの燃料転換の推進等により、ガス販売量を着実に増加させ、ガス供給インフラ等の経営資源の効率的な活用を図ります。
2.サービス水準の維持・向上
当社では、地域に密着したサービスの充実を図るとともに、お客さまにより一層、便利にガスをご利用いただけるよう取り組んでまいります。
その主な取り組みとして、2010年1月よりスタート(当初は札幌、小樽、函館地区)する地域総合チャネル「北ガスフレアスト」において、受付・料金収納やガス設備安全点検、さらにはガスの開閉栓業務からガス機器修理等に至るガスに関する業務を一元化したワンストップサービスを提供し、お客さまのニーズにお応えしてまいります。
3.安全高度化の着実な推進
(1)経年管対策の推進
「ねずみ鋳鉄管」につきましては、2011年度までの対策完了を目指して、入れ替え等の対策を進めてまいります。また、保安上重要とされている建物における「白ガス経年埋設内管」の対策について、2015年度までの対策完了を目指しつつ、お客さまのご理解をいただきながら可能な限り前倒しできるよう努力してまいります。
(2) 安全型機器への買い替え促進
下取り制度の活用や各種キャンペーンの実施など、不完全燃焼防止装置のない半密閉式の湯沸器・風呂釜を対象に安全型機器への買い替え促進に取り組んでおり、2012年度までに対策完了率概ね100%を目指します。
(3)地震等非常災害対策の推進
地震等非常災害時における2次災害の防止と復旧の早期化に向けて、ガス導管網の地震対策等を進めてまいります。
以 上