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家庭用ガスエンジンコージェネレーションシステム「コレモ」の新製品発売について2013/03/04
家庭用ガスエンジンコージェネレーションシステム「コレモ」の新製品発売について
2013年3月4日
～総合効率をアップし利便性・省エネ性も向上～
北海道ガス株式会社（本社：札幌市、社長：大槻 博）は、アイシン精機㈱製（以下、アイシン）の家庭用ガスエンジンコージェネレーションシステム「コレモ」の新製品を、本年5月末に発売いたします。
今回の新製品は新排熱交換器の採用と放熱ロスを低減させたことで、総合エネルギー効率を従来の85％から90％※1へ高めたほか、「コレモふろ予約」、「コレモ暖房」といった新機能により、冬期以外でも発電が可能となるほか、発電時の排熱利用範囲を広げることで、省エネ性を高めています。
また、「コレモ」が発電中であれば停電が起きても発電を継続し、専用電源によりエコジョーズ(暖房・給湯）※2と家電製品※3の利用が可能となります。
「コレモ」は、当社が2011年5月に暖房専用の家庭用コージェネレーションとして日本で初めて販売を開始し、2年間の販売目標150台に対し約200台を販売しました。2013年度は当社単独で420台の販売を目指すほか、新たに旭川ガス、釧路ガス、室蘭ガスにおいても「コレモ」の採用が決まっており、道内のガス事業者とともに「コレモ」の普及拡大に努めてまいります。
北ガスは、環境性と経済性を両立させた「ガスマイホーム発電」の普及拡大を通じて、お客さまの快適な暮らしづくりと低炭素社会の実現、電力ピークカットに貢献してまいります。
本製品の本体外観・リモコン
エンジン補機の小型化により本体を22％コンパクト化
※1：低位発熱量基準(Lower Heating Value)の略。燃料ガスを完全に燃焼したときの発熱量から水蒸気の凝縮潜熱を差し引いた値
※2：自立切換ボックスを設置し、専用電源へ自動的に切り替わります。
※3：専用電源コンセントへ差し替えていただく必要があります。エコジョーズと家電製品合わせて最大750Wまで利用可能です。
エコジョーズ＋コレモとは
「コレモ」は省エネ型給湯暖房機「エコジョーズ」と組み合わせて使用する家庭用コージェネレーションシステムです。暖房を行うと自動的にガスエンジン（発電機）が稼働して発電を開始し、その排熱を利用してパネルヒーターや床暖房などの暖房用温水を作ります。北海道の一般的な一戸建住宅において、排熱利用で暖房の約6～7割（年間）をまかない※1、自家発電により年間電気代の約4割を削減できます。
また、「コレモ」は作ったお湯を貯めるための貯湯タンクが不要で、屋外に「コレモ」、屋内に「エコジョーズ」を設置するだけなので、室内のスペースを有効に活用することができます。
主な新型機の特徴
①総合効率ＵＰ
②停電時運転継続機能
発電中であれば停電が起きても運転を継続し、給湯暖房機による「給湯・暖房」と「家電製品」（テレビやノートパソコン、電気スタンド、携帯電話充電器など）のご利用が可能です。
③コレモ暖房
発電時の排熱のみを使った暖房が可能です。エコジョーズを稼働させる必要がないため、大きな暖房負荷を必要としない春先や秋口に最適なエコ暖房をご利用いただけます。
④コレモふろ予約
発電時の排熱を利用して、お風呂の追い炊きが可能となります。夏期にも利用可能となり、自家発電による電力カットと排熱の有効活用が可能です。
⑤経済性について
従来方式※3と比べて、年間光熱費が約5万円、CO2排出量を年間約1トン削減できます※4。
⑥メンテナンスについて
従来機と同様、10年間メンテナンスフリーとなっています。
⑦目標について
本年5月末に発売予定で、2013年度に420台の販売を目指します。
製品の外観およびリモコン
新発売の「コレモ」（右）はすでに発売されている「エコジョーズ」（左）を組み合わせて使用。
エコジョーズは屋内に、コレモは屋外に設置します。
イラスト・アニメーションで
楽しく体感できるリモコン
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仕様概要
※1：当社実証試験宅平均値。暖房の残り3～4割はエコジョーズがバックアップします。
※2：低位発熱量基準(Lower Heating Value)の略。燃料ガスを完全に燃焼したときの発熱量から水蒸気の凝縮潜熱を差し引いた値
※3：電気は火力発電所から供給し、給湯と暖房は当社の都市ガスを用いた給湯暖房機（非潜熱回収型）から供給する方式
※4：４人家族で調理・給湯・暖房にガスをご使用の場合のモデル
※5：コレモが発電していない時や、ガスの供給が停止している場合は、自立機能は作動しません。
以上
