寒冷地仕様家庭用燃料電池「エネファーム」の新製品発売について2015/06/22
寒冷地仕様家庭用燃料電池「エネファーム」の新製品発売について
2015年6月22日
北海道ガス株式会社(社長:大槻博、本社:札幌市)は、パナソニック製の寒冷地仕様家庭用燃料電池「エネファーム」(以下、「エネファーム」)の新製品を本年10月1日より発売を開始します。
新製品は、積雪寒冷地のより多くのエリアでエネファームをご利用いただくため、耐寒性能を向上させました。これまでの寒冷地仕様エネファームの設置環境温度は外気温マイナス15℃までの対応だったため、販売エリアは「札幌市」「小樽市」「函館市」の近郊に限定されていましたが、本製品では外気温マイナス20℃対応を実現したことから、当社のエネファーム発売エリアを「千歳市」「北見市」に拡大いたします。
また、システム構成の見直しや内部構造のシンプル化による部品点数の削減により、現行品と比較して10万円の価格低減を実現し、本体価格は2,100,000円(税別・設置工事費別)となりました。
当社は、北海道のエネルギー事業者として、今後も環境性と経済性を両立する「ガスマイホーム発電」の普及拡大を通じて、お客さまの快適な暮らしづくりと低炭素社会の実現に貢献してまいります。
エネファームとは
家庭用燃料電池「エネファーム」は都市ガス(天然ガス)から取り出した水素と空気中の酸素を化学反応させることで電気を作り、一戸建て住宅の電力の約6割(年間)をまかないます。また、発電時に発生する熱を利用してお湯を作り、貯湯ユニットに貯め、給湯の約6~7割(年間)をまかなうことができます。年間の二酸化炭素(CO2)の発生量を、約1.5トン削減します(※)。
(※)従来型のガス給湯暖房機(非潜熱回収)との比較。
新型機の主な特徴
①耐寒性能の向上
機器の断熱対策の強化や内部構造の見直し等により、設置環境温度-20℃(メーカー保証値)を実現しました。
②価格の低減
システム構成の見直しや内部構造のシンプル化による部品点数の削減により、現行品と比較して10万円の価格低減を実現しました。
仕様概要
寒冷地仕様エネファーム |
新製品 |
現行機 |
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発売日 |
2015年10月 |
2014年5月 |
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発売エリア <北海道ガス供給エリア内> |
札幌市・小樽市・函館市・石狩市・ 北広島市・北斗市・千歳市・北見市 |
札幌市・小樽市・函館市・石狩市・ 北広島市・北斗市 |
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製造メーカー |
パナソニック(株) |
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性 能 |
発電出力 |
200W~700W |
200W~750W |
定格発電効率(LHV) |
39.0% |
39.0% |
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定格熱回収効率(LHV) |
56.0% |
56.0% |
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総合効率 |
95.0% |
95.0% |
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貯湯タンク容量 |
140リットル |
147リットル |
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寸 法 |
燃料電池ユニット |
H1,750×W400×D400mm |
H1,850×W400×D400mm |
貯湯ユニット |
H1,750×W560×D400mm |
H1,850×W560×D400mm |
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バックアップ熱源機 |
H1,358×W480×D250mm ※据置台含む |
H1,358×W480×D250mm ※据置台含む |
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重 量 |
燃料電池ユニット |
77kg |
90kg |
貯湯ユニット |
53kg |
55kg |
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バックアップ熱源機 |
46kg |
46kg |
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希望小売価格(税別・設置工事費別) |
2,100,000円 |
2,200,000円 |
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メンテナンスサポート |
10年間 |
10年間 |
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停電時発電機能(オプション) |
あり |
あり |
以上