高効率ガス発電設備工事の契約締結および送電設備(自営線)工事の着工について2016/07/11

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高効率ガス発電設備工事の契約締結および送電設備(自営線)工事の着工について

ニュースリリース

2016年7月11日

 

 北海道ガス株式会社(本社:札幌市、社長:大槻博 ;以下北ガス)は、石狩LNG基地に建設を予定している高効率ガス発電設備(以下:発電設備)工事につきまして、630日に川崎重工業株式会社と一括請負契約を締結いたしました。また、発電設備と樽川変電所(北海道電力株式会社)を結ぶ送電設備(自営線)工事につきましては、北海電気工事株式会社へ発注し、7月下旬に着工いたしますので合わせてお知らせいたします。

 

 

本件のポイント

➣世界最高の発電効率を誇るガスエンジンを複数台設置することで、需要変動に応じた経済的かつ効率的な発電を実現

 

変電所までの送電設備を当社が所有・運営する自営線とすることでコストダウンの徹底を図り、発電設備の稼働スケジュールにあわせた効率的な工事を進める

 

➣同一ルートで送電設備を検討している他の発電事業者と共同で工事を行うことでさらなる経済性を追求する

 

 

本件の概要

1)高効率ガス発電設備建設における契約締結

 北ガスは201810月の運転開始を目指し、石狩LNG基地に発電設備を建設する予定です。今回、世界最高の発電効率を誇る川崎重工株式会社製ガスエンジンによる天然ガスコージェネレーションを導入することで、発電と都市ガス製造過程におけるエネルギー利用の効率化と経済性を追求します。また、「発電設備工事」の他、付随する「地盤改良工事」「土木・建設工事」につきましても、川崎重工株式会社に一括で発注することで、安全かつ効率的な施工を目指します。

 

2)送電設備(自営線)工事着工

 発電設備から、樽川変電所(北海道電力株式会社)までの約8kmに及ぶ区間に送電設備につきましては、発電設備稼働スケジュールに合わせた効率的な工事の推進と経済性を追求し、自営線といたしました。

 また、同一ルートで送電設備工事を検討している「石狩新港新エネルギー発電合同会社(木質バイオマス発電事業者)」「エコ・パワー株式会社(風力発電事業者)」と協定を結び、3社が北海電気工事株式会社へ発注することで、経済性のさらなる追求と効率的な施工を目指します。

 北ガスでは、今後もガスと電力を組み合わせた最適なエネルギーサービスを通じて、最小のエネルギーで快適な暮らしを実現する、北海道に適した新たなエネルギー社会をお客さまとともに創造してまいります。

 


 

 

発電設備建設に伴う工事の概要

 

【総事業費】 約100億円

 

 ■ 高効率ガス発電設備 

【発電システム】高効率ガスエンジンによるコージェネレーション

       (燃料:天然ガス、LNG基地で生じるBOG※)

        ※LNGタンク内で自然気化した天然ガス

【発電容量】  78,000kW(将来的に100,000kWまで拡張予定)

【設置台数】 7,800kWガスエンジン×10台(約18万世帯分)

【発電効率】  50%相当(石狩設置ベース)※世界最高効率

【総合エネルギー効率】 約80%(発電時の排熱をLNG基地で活用)

【機器性能】 起動後10分以内で最大出力に達し、幅広い負荷範囲で高効率発電が可能

【着 工】 20174月(予定) 

【運転開始】 201810月(予定)

【住 所】 石狩市新港中央4丁目3743(石狩LNG基地内)

【発注先】  川崎重工株式会社(2016630日発注)

 

 ■送電設備

【送電容量】 100,000kW相当

【送電線距離】 約8km

【回線数】 1回線

【電 圧】 66kV(特別高圧)

【敷設形態】 全線地中線

【工 期】 20167月下旬着工~20185月下旬竣工(約2年間)

【発注先】 北海電気工事株式会社

 

■高効率ガス発電設備建設地

  

 

以上    

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