北海道ガス株式会社(社長:川村 智郷、本社:札幌市、以下:北ガス)、西部ガス株式会社、株式会社 IHI、株式会社 JCCL、国立大学法人九州大学、一般社団法人 日本ガス協会、ひびきエル・エヌ・ジー株式会社、広島ガス株式会社、および日本ガス株式会社が共同で検討を進めていた「地域原料活用によるコスト低減を目指したメタネーション地産地消モデルの実証」※1(以下「本実証事業」)において、本日、実証設備の運転を開始しました。
本実証事業は、地域資源である再生可能エネルギーの余剰電力を活用して製造した水素や近隣工場から発生する副生水素、回収した未利用CO2を有効活用したメタネーション※2によりe-methane※3製造コストの低減と環境価値提供を目指します。(本実証事業で製造するe-methaneは、西部ガス株式会社にて都市ガス原料として利用)
北ガスは、本実証事業を通じ、北海道における地域資源を活用したメタネーションの実現性の検証等を進めてまいります。今後も、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを着実に進め、地域社会の持続的発展と北海道の低・脱炭素化に貢献してまいります。
※1 地域の原料を活用したメタネーション実証事業の開始について(2023年12月4日発表)については、以下をご参照ください
※2 水素(H2)と二酸化炭素(CO2)から都市ガス原料の主成分であるメタン(CH4)を合成する技術
※3 グリーン水素等の非化石エネルギー源を原料として製造された合成メタンに対して用いる呼称。
e-methaneも燃焼時に二酸化炭素を排出するが、原料に排ガス等から回収した二酸化炭素を使用するため、大気
中のCO2量は増加しない