昆布の里、南かやべ漁協からJブルークレジット100トンを初購入 ~函館市のカーボンニュートラル化に貢献~2025/07/29

 北海道ガス株式会社(社長:川村 智郷、本社:札幌市、以下:北ガス)は本日、南かやべ漁業協同組合(以下、南かやべ漁協)よりJブルークレジット100トンの有償譲渡を受ける契約を締結いたしました。これは、北ガスが2023年度に函館市と締結した「協働のまちづくりに関する協定」において定めた「カーボンニュートラルの実現」に向けた施策の1つです。北ガスがJブルークレジットを購入するのは今回が初めての取り組みとなります。

 

 今回譲渡を受けるJブルークレジットは、南かやべ漁協と函館市が2025年3月に共同で認証を取得した『昆布の里・南かやべの「函館真昆布」を未来へ繋ぐプロジェクト』に由来する1,462トンの一部です。本プロジェクトは、「昆布の里」と言われる函館市・南茅部地区の養殖昆布の成長過程で生み出されるブルーカーボンのクレジット収益を、同地区の安定的な養殖昆布の生産や天然藻場の再生に活用するものです。北ガスはこれまでも本プロジェクトに対し、カーボンニュートラルに関する情報提供や、吸収量推計の調査費用の協賛などの支援を行ってきましたが、今回、Jブルークレジットの購入という形で、更なる支援を実現するものです。

 

 北ガスが購入したJブルークレジットは、今後函館市が主催するイベントで排出するCOのオフセット等に活用いたします。これにより、函館市のカーボンニュートラル化とブルーカーボンの普及を通じたCO2吸収価値の地産地活モデル構築に貢献してまいります。

 

 北ガスはこれからも、地域特性に合わせた支援を通じて、カーボンニュートラル化の実現に取り組んでまいります。

 

※Jブルークレジット:ジャパンブルーエコノミー技術研究組合(JBE)が運営する、海洋生物によって大気中のCO2が取り込まれ、海藻やマングローブ等の海洋生態系内に吸収・貯蓄された炭素(ブルーカーボン)を定量化して取引可能なクレジットにしたもの

『昆布の里・南かやべの「函館真昆布」を未来へ繋ぐプロジェクト』の詳細については函館市のポータルサイトをご覧ください。

(左より、南かやべ漁業協同組合 坂田 憲治 代表理事組合長、北ガス 函館支店長 若松 栄)

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