LNGローリー車累計出荷10万台達成記念セレモニーを開催 ~カーボンニュートラルに向けたLNG供給の拡大~2025/09/03

 北海道ガス株式会社(社長:川村 智郷、本社:札幌市、以下:当社)は、LNG(液化天然ガス)ローリー車の累計出荷台数10万台の達成記念セレモニーを本日開催いたしました。

 

 当社は、2012年の北ガス石狩LNG基地操業開始に伴い、都市ガス導管網が整備されていない地域の工場などにLNGを輸送する「LNGサテライト供給事業」を開始しました。その後2021年1月に5万台を達成、今年5月には北海道で初めて、フェリー向けにLNGローリー車から供給する「LNGバンカリング」を実施するなど、環境にやさしい天然ガスの普及拡大を進めてまいりました。

 

 北ガスグループ経営計画「Challenge 2030」では、2050年カーボンニュートラルに向け、この天然ガスの普及拡大と、徹底的な省エネ、環境価値や次世代技術による低炭素化などにより、2030年時点のCO2排出削減貢献量140万トン(2020年比)を目指しています。北ガスはこれからも、天然ガスの普及拡大を通じて、地域社会の発展に寄与するとともに、北海道の低・脱炭素化に貢献してまいります。

 

※当社はLNGのローリー出荷と輸送をグループ会社の北海道LNG株式会社(社長:井澤 文俊)に委託

LNGローリー車累計出荷10万台達成記念セレモニーの様子(2025年9月3日(水)、石狩LNG基地)

北海道LNG株式会社 代表取締役社長 井澤 文俊

 LNG(液化天然ガス)のローリー輸送業務を行う当社は、このたび累計出荷台数10万台を達成する運びとなりました。これもひとえに、ご協力いただいている皆さまのおかげです。心より感謝申し上げます。
 北ガスグループでは、天然ガスのパイプラインが敷設されていないエリアにおいて、工場等の新設時はもとより、既存の工場、病院、ホテル等で、重油や灯油などから環境負荷の少ない天然ガスへの燃料転換を進めており、多くのお客さまにお選びいただいております。
 2012年の初出荷から、2014年に1万台、2021年に5万台と着実に輸送量を増やし、現在では輸送会社5社とともに、北海道各地39地点のお客さまにLNGをお届けしています。
北海道では冬場の需要が高まることや、近年の異常気象による交通障害への対応が課題となっていますが、お客さまへLNGを安全かつ確実にお届けするという使命のもと、今後も輸送能力の向上に努めてまいります。
 引き続きLNG輸送を担っていただいている皆さまとともに、安全・安心な輸送、「無事故無災害の徹底」を胸に、この広い北海道における「動くパイプライン」として、皆さまと一緒になりLNG輸送を担ってゆきたいと考えております。

 

運送ドライバー代表:株式会社エネックス 北海道支店 石狩営業所 木幡 貴幸さま

 ライフラインの一部という自負のもと各都市にLNGをお届けしており、このことを常に誇りに思っています。北海道の冬道の運転は大変ですが、刻一刻と変化する雪道の路面に適応しながら、お預かりしている大切なLNGを安全に輸送するように努めています。
 そのような中、お客様のもとに安全にお届けできたとき、仕事が終わりに家族の笑顔を見たときに喜びを感じています。また、輸送途中に小さな子どもから手を振られると、ニコニコしてしまいますね。
 脱炭素社会に向けて、今後もLNG輸送が増える中、私たちは「今まで通りの安心安全輸送」に邁進したいと思います。

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