北海道初、クルーズ客船「飛鳥Ⅲ」へのLNG燃料供給を実施 ~LNGバンカリング事業を拡大し、海運業界や北海道の低・脱炭素化へ貢献~2025/10/02

 北海道ガス株式会社(社長:川村 智郷、本社:札幌市、以下:北ガス)は、9月30日、釧路港に入港したクルーズ客船「飛鳥Ⅲ」に対し、北海道で初となるクルーズ客船向けのLNG燃料供給(以下:LNGバンカリング)を実施しました。今回のLNGバンカリングは、カーボンニュートラル社会を展望した北ガスグループ経営計画「Challenge 2030」に基づき、船舶分野への燃料供給事業を拡大するものです。

 

 国際海事機関による世界的な船舶燃料の環境規制強化が進む中、CO2排出量削減に寄与する燃料の一つとして、LNGへの関心が高まっています。当社は本年5月より苫小牧港にてフェリー向けにLNGバンカリングを開始し、船舶の低炭素化に貢献しております。今回の釧路港におけるクルーズ客船へのLNG供給は、道内におけるLNGバンカリングの更なる推進に寄与するものです。

 

 供給方式はLNGローリー車から船へLNGを供給する「Truck to Ship方式」で、これは陸上のLNGローリー車を使用するため、大規模な専用設備を必要とせず、柔軟な燃料供給を可能にする方法です。

 

 北ガスはこれからも、「エネルギーと環境の最適化による快適な社会の創造」を目指し、天然ガスの普及拡大を通じて、地域社会の発展に寄与するとともに、北海道の低・脱炭素化に貢献してまいります。

 

※ 飛鳥Ⅲ:郵船クルーズ株式会社(日本郵船グループ)が運航するクルーズ客船。LNGを含む3種類の燃料に対応するエンジンを搭載

以上

 

 

▼Truck to Ship方式によるLNGバンカリングの様子(釧路港)

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