北海道ガス株式会社(社長:川村 智郷、本社:札幌市、以下:北ガス)は、本日、羅臼町(町長:湊屋 稔様)と連携協定を締結いたしました。世界自然遺産知床に代表される羅臼町の豊かな自然と、脱炭素化の取り組みを共生させ、2030年カーボンニュートラルを共に目指してまいります。
羅臼町は2021年にゼロカーボンシティ宣言を掲げ、2024年には知床国立公園が「ゼロカーボンパーク※1」に登録されるなど、カーボンニュートラルへの取り組みを加速させています。
今回、羅臼町において、豊富な地域資源の一つである地熱(温泉熱)を活用した地熱バイナリー発電※2が検討されている中、当社は本協定に基づき、発電した電力の町内利用を支援し、エネルギーの地産地消と脱炭素化を目指します。
また、羅臼町は沿岸部に沿って市街地が存在しているため、自然災害発生時のライフライン確保に備える必要があります。エネルギー地産地消の仕組みや、観光資源である景観に配慮した太陽光発電設備を公共施設等に導入することで、災害に強いまちづくりにも貢献してまいります。
当社は今後も、地域資源の活用や地域課題の解決などを通じて、地域の脱炭素化と活性化を推進してまいります。
※1 ゼロカーボンパーク:環境省が主導で国立公園において先行して脱炭素化に取り組むエリアを登録する制度。知床国立公園は2024年9月に、羅臼町と斜里町の共同で登録。
※2 地熱バイナリー発電:従来の地熱発電では活用できなかった低温帯の熱を活用して発電できるため、エネルギーコストの削減につながるとともに、CO₂を排出しないクリーンな発電方法。