- 2017年11月30日:
- 省エネ実証通信vol.12 PDF(632KB)
- 2017年10月31日:
- 省エネ実証通信vol.11 PDF(552KB)
- 2017年9月30日:
- 省エネ実証通信vol.10 PDF(576KB)
- 2017年8月31日:
- 省エネ実証通信vol.9 PDF(583KB)
- 2017年7月31日:
- 省エネ実証通信vol.8 PDF(583KB)
北海道ガス株式会社は、環境省が実施する「平成27年度CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」に採択され、寒冷地に適した省エネを支援するシステム(北ガス版HEMS※(家庭用エネルギーマネジメントシステム))を開発中です。平成27年度〜29年度の3年間にわたり、札幌市内のお客さま100軒に対しHEMSを設置し、お客さまのエネルギー使用実態や室内の温湿度などの住環境データを取得・蓄積し、それらを活用した給湯暖房機の省エネ制御やお客さまの省エネ行動をサポートするシステムの開発に向けた検討を行います。
Home Energy Management Systemの略。
住まいの快適向上や省エネのために、エアコンや給湯器、照明等のエネルギー消費機器と、ガスコージェネレーション (燃料電池等)などの創エネ機器をネットワーク化して、家庭のエネルギー利用を制御・管理するシステムのことです。
これを利用することにより、各ご家庭のエネルギー使用量を細かい単位でチェック(見える化)できます。
積雪寒冷地である北海道では、本州と比較してエネルギーの消費量が多く、その分、地球温暖化に影響のある二酸化炭素(CO2)も多く排出しています。また、暖房用途の割合が高いことから、暖房エネルギーの消費量の削減が重要であることが分かります。
また、日本の部門別CO2排出量の推移をみると、産業部門や運輸部門がほぼ横ばいか減少傾向である一方で、家庭部門における排出量は増加の一途をたどっていることから、家庭用の省エネルギーが重要であることが分かります。
そこで、今回は、家庭用の暖房エネルギーに着目した寒冷地における快適性と省エネ・省CO2を両立するシステム(HEMS)の開発を行い、お客さまの行動と自動制御の両方で省エネルギーを実現する北海道の新しいエネルギー社会を作ってまいります。
住環境マルチセンサーで「温度」「湿度」「照度」「ふく射温度」「CO2」「人感」を測定します。最先端の情報技術と、心理学、行動経済学の観点も取り入れ、測定したデータを分析・活用し、エネルギーの「見える化」と自動制御だけでなく、お客さまとの協業で省エネ・省CO2を実現しながら快適な住環境を生み出す仕組みを作り上げます。
HEMSや各種センサーを設置し、電力・ガスのエネルギー使用量や温湿度などの住環境データを計測します。(2015年度~全モニター様)
省エネサポートアプリ上で電力・ガスのエネルギー使用量や温湿度などの住環境データを見える化します。(2016年度~一部モニター様)
エネルギーデータや住環境データをもとに、最適な暖房運転制御を行います。(2016年度~一部モニター様)
計測したデータを当社で解析し、最適な省エネアドバイスを提供します。(2016年度~一部モニター様)