都心部再開発地区(北4東6周辺地区第一種市街地再開発事業)におけるスマートエネルギーネットワークが完成 ~街区一帯の省エネ、かつ災害に強いまちづくりへの貢献~2022/05/26
今春、「北4東6周辺地区第一種市街地再開発事業」(以下、「北4東6周辺地区」)での再開発工事がすべて完了し、北海道ガス株式会社(社長:大槻 博、本社:札幌市、以下:北ガス)が運用する「46エネルギーセンター」(以下、「46EC」)を核としたスマートエネルギーネットワークが完成いたしました。
本日、「北4東6周辺地区」の完成を祝したセレモニーが、「北4東6周辺地区市街地再開発組合」(理事長:大槻 博)主催で行われました。
2019年4月の第Ⅰ街区の完成と合わせて運転を開始した「46EC」は、「北4東6周辺地区」の中央部に位置し、天然ガスコージェネレーションシステム(以下、CGS)と再生可能エネルギーを活用し、街区一帯に電気・熱(温熱・冷熱)を供給しています。また、北海道初導入の「地域エネルギーマネジメントシステム」により、街区内に省エネを促し、お客さまとともに低炭素化を進めてきました。
また、非常時においても、CGSにより札幌市指定の基幹避難所となる札幌市中央体育館(北ガスアリーナ札幌46)を含む街区一帯に、安定してエネルギーを供給することで、街のレジリエンス向上にも貢献しています。
さらに、今春完成した第Ⅱ街区の再開発に合わせてCGS等を増強し、省エネで災害に強い街区全体のスマートエネルギーネットワークが完成いたしました。
北ガスは、2050年以降のカーボンニュートラルを展望しつつ、2030年を中間点と位置付けた経営計画「Challenge 2030」の達成に向けて、「総合エネルギーサービス事業の進化による分散型社会の形成」「カーボンニュートラルへの挑戦」「デジタル技術の活用による事業構造変革」を2030年までの取り組みの柱として位置付けています。CGSを核としたスマートエネルギーネットワークの構築は、「分散型社会の形成」の実現に向けた重要な施策です。
北ガスはこれからも、「エネルギーと環境の最適化による快適な社会の創造」に向けた取り組みを進めてまいります。