新さっぽろ駅周辺地区I街区開発プロジェクトにおけるスマートエネルギーネットワークの運用開始~エネルギーの高度利用による省エネと災害に強いまちづくりに貢献~2022/06/13

北海道ガス株式会社(社長:大槻博、本社:札幌市、以下:北ガス)は、本日より、「新さっぽろ駅周辺地区I街区開発プロジェクト」において、街区全体のエネルギー供給・管理を担う「新さっぽろエネルギーセンター」を核としたスマートエネルギーネットワークの運用を開始いたしました。

 

「新さっぽろエネルギーセンター」では、天然ガスコージェネレーションシステム(約2,500kW)を核として電気・熱(温水・冷水)をつくり、街区一帯にエネルギーを供給します。停電や地震などの非常時においても、強靭なインフラにより街区内のエネルギーの安定供給を継続し、地域の安心・安全な暮らしを支えます。

 

また、AIを活用した高度なCEMS(Community Energy Management System:地域エネルギーマネジメントシステム)によって、需要・供給双方のエネルギーを効率的にマネジメントするなど、街区内の施設・お客さまと一体となって省エネを推進します。

 

さらに、街区外の再生可能エネルギーを天然ガスコージェネレーションシステムと高度に連携させ、再生可能エネルギーを最大限かつ効率的に活用する取り組みにも挑戦します。将来的には、北ガスグループにおける街区内外の電力ネットワーク全体の発電量を制御することで、発電出力が不安定な再生可能エネルギー電源の普及拡大に有効なエネルギーモデルの構築を目指します。

 

北ガスは、2050年以降のカーボンニュートラルを展望しつつ、2030年を中間点と位置付けた経営計画「Challenge 2030」の達成に向けて、「総合エネルギーサービス事業の進化による分散型社会の形成」「カーボンニュートラルへの挑戦」「デジタル技術の活用による事業構造変革」を2030年までの取り組みの柱として位置付けており、CGSを核としたスマートエネルギーネットワークはその重要な施策のひとつです。

 

これからも、「エネルギーと環境の最適化による快適な社会の創造」に向けた取り組みを進めてまいります。

 

詳細はこちらからご覧ください。

 

参考:新さっぽろエネルギーセンターWEBサイト

「新さっぽろエネルギーセンター」(地下1F・1F)のあるD-スクエア新さっぽろ

街区内のエネルギー供給の中核を担う天然ガスコージェネレーションシステム

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