北海道初、天然ガスを活用したカーボンニュートラルビル ~ レジリエンスを高めたZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の普及推進~2022/06/28

 北海道ガス株式会社(社長: 川村 智郷、本社:札幌市、以下:北ガス)は、株式会社恵和ビジネス(本社:札幌市、社長:渡辺 淳也、以下:恵和ビジネス)様の新社屋において、ZEB Ready※1認証を取得しましたのでお知らせいたします。なお、北ガスのZEBプランナー第1号案件となります。

 

 北ガスは、2021年4月より、ZEBプランナーとして、「省エネ」「快適」「レジリエント」型のZEBのシステム提案から補助金申請、運用サポートまで担うコンサルティング業務を開始しております。
 新社屋(名称「ディジタルビル」)は、恵和ビジネス様のコールセンター建替計画として2022年11月の竣工を予定しており、株式会社創建社様の設計と北ガスのコンサルティングによりZEB Ready認証を取得しました。建物の快適な室内環境を保ちながら省エネを追求した設計とし、さらに停電対応型のGHP(ガスヒートポンプ)を採用することでレジリエンス強化を図っております。
 さらに、供給するエネルギーには、環境価値を付加したカーボンニュートラル天然ガス※2と実質再生可能エネルギー100%の電気※3を導入し、建物全体のCO2排出量実質ゼロを実現しました。これにより北海道で初めてとなる、天然ガスを活用したカーボンニュートラルビル(ZEBによる省エネとCO2排出量実質ゼロのエネルギー供給によるカーボンニュートラルビル)が完成いたします。
 なお、本ビルは建築物省エネルギー性能表示制度(Building Energy-efficiency Labeling System、「BELS」)において、最高ランクである5つ星を獲得いたしました。

 

 北ガスは、2050年以降のカーボンニュートラルを展望しつつ、2030年を中間点と位置付けた経営計画「Challenge 2030」の達成に向けた取り組みを進めています。
 カーボンニュートラルに向けては、需要側では徹底した省エネ、供給側では使用するエネルギーの低炭素化・脱炭素化が重要となります。北ガスは、総合エネルギーサービス企業として、業務用分野における省エネとレジリエンス強化を両立するZEBの普及拡大と、カーボンニュートラルにつながるエネルギーサービスの提供を通じて、北海道の低炭素化の更なる促進と、将来の脱炭素社会の実現を目指してまいります。

 

詳細についてはこちらをご確認ください

 

※1 従来の建物で必要なエネルギーを省エネで50%以下まで削減する建物
※2 天然ガスの採掘から最終消費に至るまでの工程で発生するCO2を、森林保全等で削減・吸収したCO2と相殺した、CO2排出量実質ゼロの天然ガス
※3 再生可能エネルギー指定の非化石証書を付与することにより、実質的に再生可能エネルギー100%かつCO2排出量ゼロとしてみなされる電力

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