カーボンニュートラルガス供給における妥当性確認報告書の受領について2023/04/18

 北海道ガス株式会社(社長:川村 智郷、本社:札幌市、以下:北ガス)は、自社のカーボンニュートラルガス(※1、以下:CNガス)の運用システムについて、国際的な基準(※2)を参照した妥当性確認報告書を第三者検証機関より受領いたしました。

 

 北ガスは、北海道の脱炭素化に向けた取り組みをさらに加速させることを目的として、2022年5月からCNガスを販売しております。

 この度、CNガスの信頼性をより一層高めることを目的に、温室効果ガス妥当性確認・検証機関(※3)であるソコテック・サーティフィケーション・ジャパン株式会社による妥当性確認を受けました。本確認は、同社が国際的な基準(※2)を参照して、ライフサイクルCO2排出量(※4)やオフセットで使用されるクレジット量、CNガスの運用システムの妥当性について確認したものです。

 北ガスでは、確認報告書を受領したことを受け、CNガスをご利用いただくお客さまに「北ガスのカーボンニュートラルガス供給証明書」を発行いたします。

 

 北ガスグループはこれからも、脱炭素化ニーズに応えるソリューションのひとつとして、信頼性の高いCNガスを提供するなど、あらゆる可能性を探りながら脱炭素社会の実現に向けた取り組みをお客さまとともに進めてまいります。

 

※1:天然ガスの採掘から最終消費に至るまでの工程で発生するCO2を、森林保全等で削減・吸収したCO2と相殺した、CO2排出量実質ゼロのガスのこと。北ガスが販売する天然ガスと、北ガスのグループ会社である北ガスジェネックスが販売するプロパンガスが対象

 

※2:参照した国際的な基準は以下の通り

「カーボンニュートラリティ実証のための仕様(PAS2060:2014)」:カーボンニュートラルを実証するために英国規格協会が定めた公開仕様書

「ISO14064-3」:国際標準化機構(ISO)が定めた温室効果ガス算定の妥当性確認・検証のための仕様・手引き

 

※3:企業等の温室効果ガス排出量や削減量の数値が適正であることを客観的に保証する第三者機関。妥当性確認・検証を行う第三者機関の能力を、公益財団法人日本適合性認定協会が国際標準化機構(ISO)が定めた国際規格ISO14065に基づき、審査・認定したもの。

 

※4:天然ガスの採掘から最終消費に至るまでの工程で発生するCO2排出量

 

 

参考:「北ガスのカーボンニュートラル天然ガス」について

 

 

参考資料1:<カーボンニュートラル天然ガスに関する妥当性確認報告書>

参考資料2:北ガスが発行するカーボンニュートラル天然ガス供給証明書(見本)

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