北ガス札幌発電所を中心とする周辺地区への電力・熱供給ネットワークの構築について~都市型発電所からの自営線供給等による地区一帯の省エネ・強靭化~2023/08/23

 北海道ガス株式会社(社長:川村 智郷、本社:札幌市)と、連結子会社である株式会社北海道熱供給公社(社長:近藤 清隆、本社:札幌市)及び株式会社エナジーソリューション(社長:近藤 清隆、本社:札幌市)は、札幌市東区北6条東2丁目・東3丁目で進む地区計画において施設を構える各事業者との間で電力・熱供給に関して合意しました。

 

 本地区計画において、北ガスグループ本社ビル(札幌市東区北7条東2丁目)の地下に位置する「北ガス札幌発電所(7,800kW×2台、ブラックアウトスタート機能有)」(※1)から、北海道ガスが独自に地中に新設する送電線(自営線)で電力を供給いたします。さらに、北海道熱供給公社が地中に熱供給管を敷設し、「中央エネルギーセンター」において「北ガス札幌発電所」の発電排熱、再生可能エネルギー(木質バイオマス)および天然ガスにより製造する高温水を供給いたします。いずれも、2024年9月から順次、お客さまへの供給開始を予定しております。

 

 北ガスグループは、今回のエネルギーネットワークの構築を通じて、北7東2地域で有するエネルギー供給能力を最大限に発揮し、札幌都心部の省エネ、レジリエンス強化に一層貢献してまいります。

 

【各事業者との契約内容】

※1:2019年7月より運転開始。災害に強い中圧ガス導管で供給された天然ガスで発電し、「北ガスの電気」として全道へ電気を供給するほか、発電排熱を本社ビルに隣接する「中央エネルギーセンター」(北海道熱供給公社)で有効利用し、札幌都心部へのエネルギー供給に活用。また、系統電力の停電時に発電機を自立起動させて運転を再開する機能(ブラックアウトスタート)を有する。

※2:エナジーソリューションが入居者・管理組合と締結。北海道ガスから電力を、北海道熱供給公社から熱を買い取り、集中検針システムによる料金請求等を行う。

 

 

※詳細はこちらの資料をご参照ください。

 

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