ガス機器システム

ガス吸収冷温水機

ガス吸収冷温水機は、フロンを全く使用しないので、環境性にも優れています。
更に省スペース、省エネルギー、省管理を実現する、時代のニーズに合った空調システムです。

吸収式ガス冷房のしくみ

吸収式ガス冷房は、気化熱を利用し、以下のような一連のサイクルを繰り返して冷房します。冷媒は水で、フロンをまったく使っていません。補機類の運転のための電力消費もごくわずかです。

  • 再生

    ガスの火により、薄まった吸収液(臭化リチウム溶液)を加熱。水(冷媒)を蒸発させて、水蒸気を吸収しやすい濃い吸収液に戻します。

    凝縮

    吸収液(臭化リチウム溶液)から蒸発した水蒸気(冷媒)を、冷却塔からの冷却水で冷やして水に戻し、蒸発器に送ります。

    蒸発

    真空に近い蒸発器の中で、水(冷媒)をパイプにかけると盛んに蒸発します。そのときに周囲を冷やす気化熱でパイプの中の水を冷やし、冷媒用の冷水をつくります。

    吸収

    蒸発した水蒸気(冷媒)を、湿気を吸いやすい吸収液(臭化リチウム溶液)で吸収し、蒸発器を真空状態に保ちます

臭化リチウム(LiBr)とは?

臭化リチウムは、海水から得られる臭素(Br)と、リチウム鉱石から得られるリチウム(Li)からつくられる白色の結晶です。食塩(NaCI)と似た性質を持っており、毒性がなく、人体にも無害です。

水の蒸発温度(凝縮温度)と圧力との関係

水は大気圧(絶対圧力760mmHg)においては100℃で、大気圧より高い2気圧においては120℃で沸騰蒸発します。逆に圧力が下がると、1/10気圧(絶対気圧76mmHg)では46℃で、1/100気圧(絶対気圧7.6mmHg)では6.5℃で蒸発します。このことを利用し、ある容器内を高度の真空に保つことにより、水を蒸発させて冷熱を得るようにしたのが吸収冷凍機です。

メリット

1.ノンフロン空調

ガス吸収冷温水機は冷媒として水を使用するため、世界的に全廃の方向に進むフロンを全く使用しないノンフロン空調です。

2.個別空調にも対応

吸収冷温水機を利用して、個別空調・個別計量も可能です。テナントビルにも柔軟に対応できます。

3.省スペース

ガス吸収冷温水機は一台で冷暖房が兼用でき、さらにユニット型は屋上設置も可能なため、機械室スペースを大幅に削減できます。

4.省電力で低ランニングコスト

電気はポンプなどの補機動力として使うだけなので、電気冷房方式と比べ、受電設備を軽減できます。

5.資格者不要

ガス吸収冷温水機はほぼ真空状態で運転され、さらに燃料貯蔵の必要がないため資格者は不要になり、管理を省力化できます。

建物規模・冷暖房負荷形態に応じて最適な機種を選択

  • 蒸気吸収冷凍機 + ガス蒸気ボイラ

    通年で冷熱と温熱の同時供給が可能なのでホテル、病院に最適です。大規模施設では熱搬送電力が大幅に削減されます。

  • 大型ガス吸収冷温水機

    一台で冷房・暖房が兼用できるため、省スペースです。大型でありながら資格者は一切不要です。冷温水同時供給のタイプもあります。 冷房と暖房の負荷バランスにより暖房能力を段階的に選択できます。

  • ユニット型ガス吸収冷温水機

    屋上設置が可能なので機械室が不要です。冷却塔一体型のガスパックはコンパクトで省スペースが実現できます。自動運転・遠隔操作ができます。

業種別活用例

適用するガス料金

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