環境性と経済性に優れた電力供給

環境性と経済性に優れた電力供給

供給する電力について(調達する電源)

環境性に優れた電源調達を推進します

  • エネルギー効率の高い天然ガスコージェネレーションといった環境にやさしい電源と、FIT電気を調達します。
  • 道内に点在する企業等の自家発電設備から、長期的に安定した電源を調達します
  • 自社電源を整備することで季節別、時間別負荷にあわせた機動的かつ効率的な発電を行います

電源構成(2022年4月1日~2023年3月31日実績値)​

当社は非化石証書を活用した再生可能エネルギー100%の料金メニューを一部のお客さまに対して販売しており、それ以外のメニューの電源構成及び非化石証書の使用状況は上以下のとおりです。​

  • ※1当社がこの電気を調達する費用の一部は、当社のお客さま以外の方も含め、電気をご利用の全ての皆様から集めた賦課金により賄われており、CO2が排出されないことを始めとする再生可能エネルギーとしての価値を訴求するに当たっては国の制度上、非化石証書の使用が必要とされています。
    FIT電気は、非化石証書を使用しない場合には、CO2排出量について火力発電なども含めた全国平均の電気のCO2排出量を持った電気として扱われます。
  • ※2この電気には、水力、火力、原子力、FIT電気、再生可能エネルギーなどが含まれます。
  • ※3他社から調達した電気については、以下の方法により電源構成を仕分けています。
    • ①北海道電力(株)の不特定の発電所から継続的に卸売りを受けている電気については、同社の2022年度の電源構成に基づき仕分けています。
    • ②他社から調達している電気の一部で発電所が特定できないものについては、「その他」の取扱いとしています。

実質再エネメニュー​ 電源構成(2022年4月1日~2023年3月31日実績値/2023年度計画値)​

  • ※1当社がこの電気を調達する費用の一部は、当社のお客さま以外の方も含め、電気をご利用の全ての皆様から集めた賦課金により賄われており、CO2が排出されないことを始めとする再生可能エネルギーとしての価値を訴求するに当たっては国の制度上、非化石証書の使用が必要とされています。
    FIT電気は、非化石証書を使用しない場合には、CO2排出量について火力発電なども含めた全国平均の電気のCO2排出量を持った電気として扱われます。
  • ※2この電気には、水力、火力、原子力、FIT電気、再生可能エネルギーなどが含まれます。
  • ※3他社から調達した電気については、以下の方法により電源構成を仕分けています。
    • ①北海道電力(株)の不特定の発電所から継続的に卸売りを受けている電気については、同社の2022年度の電源構成に基づき仕分けています。
    • ②他社から調達している電気の一部で発電所が特定できないものについては、「その他」の取扱いとしています。

調整後排出係数​

当社の2022年度のCO2排出係数実績は、以下の通り国に報告しております。​

●メニューA(実質再エネメニュー)
:0.000 kg- CO2 /kWh​
●メニューB(再エネメニュー以外)
:0.474 kg- CO2 /kWh​
●事業者全体
:0.439 kg- CO2 /kWh​

主な自社電源設備

天然ガスコージェネレーション

北ガス石狩発電所 2018年10月稼働

この発電設備は、世界最高級の発電効率(約50%相当)を有するガスエンジンを設置し、発電時に発生する二酸化炭素や窒素酸化物を抑えます。さらに、発電時に発生する熱(温排水)を周辺海域に一切排出せず、その全てを石狩LNG基地の都市ガス製造用熱源等に最大限活用しエネルギー利用の高効率化を図り、環境負荷を最大限抑制しながらガス製造コストの低減を図ります。

ガス製造過程における排熱利用によるコスト低減・CO2削減効果

燃料費

最大約70%削減

CO2削減効果

24,400トン/年

<参考>従来の発電方法と北ガス石狩発電所とのCO2発生量の差
  • 【算出条件】
    CO2排出係数
    • 北海道電力(株):0.688kg-CO2/kWh
      (2014年度実績)
    • 北ガス石狩発電所:0.338kg-CO2/kWh
      年間発電量5.73億kWh
設備概要
ガスエンジンの仕様
エンジン型式
:川崎グリーンガスエンジン KG-18-V×10台
出力
:7,800kW/台
機動性
:10分で最大出力
運転範囲
:30~100%(幅広い需要変動に対応可能)
環境性
:Nox200ppm以下(周辺海域への温排水の排出なし)

北ガス札幌発電所 2019年7月稼働

「北ガス札幌発電所」は北ガスグループ本社ビル(札幌市中央区北7条東2丁目)の地下に位置しています。「北ガス石狩発電所」と同型のガスエンジンを2基設置し、運転・保守・管理のノウハウを活かすことで効率的な運用を目指しています。発電した電力のほとんどは「北ガスの電気」として全道へ供給されます。大容量の逆潮流を伴う、都心部のオフィスビルに設置される発電設備としては国内最大級となります。また、発電時に発生する熱は隣接する(株)北海道熱供給公社中央エネルギーセンターを通じて、札幌都心部の地域熱供給に活用します。

<参考>「北ガス札幌発電所」によるCO2削減効果
  • 【算出条件】
    CO2排出係数
    • 北海道電力(株):0.678kg-CO2/kWh
    • 札幌発電所:0.415kg-CO2/kWh
      年間発電量 78,406MWh/年
    • 排熱によるCO2削減量 4,200トン/年を含む
設備概要
ガスエンジン仕様
エンジン型式
:川崎グリーンガスエンジン KG-18-V×2台
出力
:7,800kW/台 ※10分で最大出力に到達
運転範囲
:30~100%(幅広い需要変動に対応可能)
環境性
:NOx200ppm以下

FIT電気

ソーラーファーム石狩(北ガスジェネックス所有)

  • ソーラーファーム石狩は、雪害・塩害等の諸問題を解決するため、ソーラーパネルの最低地上高は全国で最も高い2.0メートルで設計されています。パネルの傾斜角は、発電効率を高める目的から30°で設計されています。 また積雪荷重に対しては、耐荷重が高いソーラーパネルを採用し、架台の強度を高めており、積雪寒冷地の特性を最大限考慮した太陽光発電です。 年間総発電量は117万kWhで一般家庭約380世帯分、CO2削減量は年間約660トンを見込んでいます。

施設概要
所在地 北海道石狩市新港中央2丁目(北ガス新港ガバナステーション隣接地)
※面積: 2.9ha
発電容量 約1,200kW

苫小牧バイオマス発電所

  • 北海道の林地未利用木材を使用する苫小牧木質バイオマス発電事業へ参画しています。2017年2月に稼働を開始し、ここで発電する電力の全量をお客さまへお届けしています。環境負荷を低減するだけでなく、道内の林業振興および雇用の創出による地域の活性化等に貢献していきます。

    ※三井物産株式会社(本社:東京都千代田区)、株式会社イワクラ(本社:北海道苫小牧市)、住友林業株式会社(本社:東京都千代田区)と北海道ガス株式会社との共同出資により、苫小牧バイオマス発電株式会社を設立し、木質バイオマス発電事業を行うもの

施設概要
所在地 北海道苫小牧市晴海町40番4
使用燃料 道内の未利用間伐材 年間約6万トン
主要設備 流動層ボイラー、蒸気タービン発電機
発電規模 5,900kW
年間発電量 約40百万kWh(一般家庭約10,000世帯分の年間使用電力量に相当)

電力の需給管理

需給状況に応じた効率的なオペレーションで経済性を追求(独自の電力需給管理)

  • これまでに得られたノウハウを活かし、電力の需給状況に応じた最適な電源を調達することで、より経済的な電力をお客さまへお届けします。