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これまでのガスFF暖房機は、温風による強制対流方式が主流で、室温上昇が速いという特徴を有していますが、吹き出し温風が直接身体に当たるなど、快適性が損なわれるという声も聞かれます。北ガスでは、このようなお客様からのご要望にお答えするため、ガスFFふく射暖房機を開発し、2007年9月に販売を開始しています。
ガスFFふく射暖房機は、ふく射と温風強制対流の両方による暖房方式を採用しており、機器正面のガラス面には燃焼室内で加熱された赤熱体が映し出され、炎の暖かさと柔らかな温風を体感できる構造となっています。
お買い上げいただいたお客様からはご好評を頂いており、更に能力・大きさ・機能等でバリエーションの追加をご要望される声も届いています。現在、バリエーション追加の第1弾として床暖房機能付きのFFふく射暖房機の開発に着手しており、2010年度下期の商品化を目指し、性能試験を実施中です。
寒冷地では、暖房システムの運転時間が本州に比べ3倍以上と長く、機器に要求される耐久性能や省エネルギー性能の目標水準ははるかに厳しくなります。
このため北ガスでは、発売前にフィールド耐久試験を実施して、寒冷地での耐久性を確認しています。また、既存機器の修理データの分析を通じて、耐久性向上の為の対象部品を特定し性能評価を行い、さらに高耐久な機器の開発に取り組んでいます。
また、当社が主導で開発した、独自の燃焼制御と暖房温水コントロール方式によって、システムの省エネルギー性と快適性を大きく向上させました。