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2.家庭用燃料電池の実用化に関する技術開発

従来の大規模集中発電システムでは、発電時の排熱は利用できないため、実際に利用できているエネルギーは40%程度でした。これに対し、電気と熱を利用する場所で、小型のガスエンジン・ガスタービンなどで発電し、排熱も有効に利用することでエネルギー利用効率を80%以上に高めるのが分散型電源・コージェネレーションです。家庭用についても、ガスマイホーム発電「エコウィル」という商品名で既に全国で8万件のご家庭でご利用いただいております。

ENE・FARM
 

次世代の家庭用コージェネレーションとして期待されているのが燃料電池「エネファーム」です。当社は2001年度から北海道大学と共同で家庭用燃料電池の寒冷地における評価を開始。その後、国のプロジェクトである実証研究や大規模実証事業に参画し、一般家庭に延べ25台の燃料電池を設置し、燃料電池の実用化に貢献してきました。
特に、寒冷地での高い導入効果を実証するのと同時に、メーカーと共同で、北海道の厳しい気象条件にも耐えうる燃料電池の開発にほぼ目処を立てています。大規模実証事業で設置した燃料電池のうち、2007年度以降に設置した15台については、完全屋外設置を実現しており、現在も順調に稼動しています。

屋外に設置した燃料電池システム
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目次
家庭用ガス機器の技術開発
家庭用燃料電池の実用化に関する技術開発
北海道大学との共同研究の実施
北見工業大学との共同研究の実施
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